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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

「助産ケアのエビデンス!新生児、乳児へのビタミンKの投与はどのくらいビタミンK欠損性血症を防げる?

 

新生児、乳児へのビタミンKの予防的投与は日本においても標準的なケアに位置付けられています。

全国でもビタミンKの予防的投与はほとんどの施設で行われていますが、ビタミンKの投与について、医療現場ではどの程度説明がなされているのでしょうか?

今回は、新生児・乳児へのビタミンKの予防的投与がビタミンK欠損性血症をどのくらい防ぐことができるかについてご紹介します!

 

研究と結果

正期産及び早産児を対象にランダムまたは準ランダムに割り付けを行った研究では、介入は生後1時間以内の新生児へのビタミンK予防的投与の異なる方法も、すべてのビタミンK製剤、投与する方法と投与する回数が含まれ、プライマリアウトカムは、古典的新生児出血症・新生児出血症、遅延性乳児出血症・乳児出血症です。

その結果、組み入れ条件を満たす2件のRCTは臨床的な出血への有効性を評価するために、1回筋肉注射によるビタミンKの投与群と、プラセボまたは何もしない群とを比較し、出生後の1回のビタミンKの筋肉注射はプラセボまたは投与なしと比較すると、生後17日目までの出血を減らし、血液凝固に関する科学指標を改善させました。

また、1件のRCTでは、生後17日目までの出血を有意に減らし、もう1つのRCTにおいても割礼後の出血を有意に減少させることが報告されています。

また、ビタミンK経口投与は生後17日目までの血液凝固に関する化学的指標を改善しますが、経口投与と筋肉注射との効果の違いに関するエビデンスはなく、1回の経口投与の場合は1回の筋肉注射よりも、生後2週間と1ヵ月の血漿ビタミンKレベルは低いですが、3回の経口投与の場合と生後2週間と2ヵ月の血漿ビタミンKレベルは1回の筋肉注射よりも高いことがわかりました。

 

結論

結論としては、1回の筋肉注射でのビタミンKの投与は、生後1週間以内の出血を予防するのに効果的であることがわかり、筋肉注射、そして経口投与においては、生後1週間以降の出血の予防効果を示したものはありませんでした。

また、1回または数回の経口投与については、生後1週間以内と1週間以降の出血を減らす効果を検討したRCTは見当たらなかったようです。