妊娠した時の読み物

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妊娠中のマイナートラブル!妊娠中の貧血や立ちくらみの原因と対処法!

妊娠中によく見られる症状の一つに貧血や立ちくらみがあります。

特に貧血は妊娠中期から後期にかけてなりやすく、妊婦健診でもチェックされる項目の一つですが、貧血や立ちくらみが続くと体もだるくなって辛いですよね…。

そんな貧血や立ちくらみですが、なぜ妊娠中に起こりやすくなるのでしょうか?

今回は、妊娠中の貧血や立ちくらみの原因とその対処法についてご紹介します!

 

妊娠中の貧血・立ちくらみの原因

 

・貧血

妊娠中に見られる貧血は、妊婦貧血と総称され①妊娠性貧血、②妊娠母体偶発合併症としての各種貧血に分類されます。

妊娠性貧血のうち、小球性低色素性であり血清鉄低下などの鉄欠乏が確認できるものは妊娠性鉄欠乏性貧血といいます。

妊娠中は非妊時に対して赤血球は約20%、総ヘモグロビン量は約10%増加しますが、それ以上に血漿量が増加します。

血漿量は妊娠初期から徐々に増え、妊娠2832週前後で最高となり非妊時に対して約40%~50%の増加を示し、妊娠末期まで持続するのですが血漿量の増加率が高いことから、妊娠中は生理学的な水血症となりヘマトクリット値は妊娠初期で非妊時に対して58%、中期で1216%減少し、妊娠性貧血の原因となります。

 

・立ちくらみは一般に慣例的に「貧血」と表現されることがありますが、立ちくらみの原因はヘモグロビンの低下より起立性低血圧にあります。

妊娠中は末梢血管抵抗の低下により血圧も下がるのですが、末梢血管抵抗の低下は性ストロイドホルモンの血管拡張作用により生じると考えられています。

また、妊娠中は循環血液量が増加しているにもかかわらず、性ステロイドホルモンの作用により反射的な欠陥収縮が減弱するため立ちくらみが生じやすくなります。

 

妊娠中の貧血・立ちくらみの対処法

 

・貧血

まず妊娠前からの適切な食事摂取による貯蔵鉄の充足が重要です。

また、妊娠貧血のうち生理学的な水血症の範囲であれば特に治療を必要としませんが、妊娠性鉄欠乏性貧血の場合は食事療法のみでは改善が不可能であるとされており、鉄剤の投与が必要となります。

 

・立ちくらみ

立ちくらみへの対処法としては、妊娠貧血があればまずこれを改善します。

また主な原因である起立性低血圧に対する薬物療法がありますが、妊娠中には用いず、急激な体位の変化を避けゆっくりとした動作を心がけることで予防できます。

 

いかがでしたか?

妊娠中の貧血や立ちくらみは、生理的な母体循環血液量の増加に加え、赤ちゃんや胎盤に供給される鉄需要の増大も原因となっているんですね。

鉄分の多い食事を摂取するようにしたり、ゆっくりとした動作を心がけて貧血や立ちくらみを軽減させましょう!