妊娠した時の読み物

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不育症の治療!不育症の治療法とその有効性!

「不育症の治療!不育症の治療法とその有効性!」

世の中には、女性としての最大の喜びである妊娠や出産を経験し、元気いっぱい子育てに励むママさんがたくさんいらっしゃる一方で、なかなか子宝に恵まれず、辛い思いをしているママさんも多く存在します。
子宝に恵まれない女性の中には、流産を何度も繰り返し、その悲しみを押し殺して次の妊娠に希望をもって頑張っている女性もいらっしゃると思います。
そんな不妊症や不育症も、現代では医療も発展したことから治療法も増えてきました。
ですが、治療法が増えたからといって、不育症と戦うママやパパにとっての精神的苦痛が減るということではありません。
そこで今回は、不育症に対する治療法の有効性や、ママの精神的苦痛を軽減するための支援についてお話します!

■不育症とスティグマ
流産死は重大な出来事ですが、女性も男性も悲しみを押し殺し周囲も流産死をなかったことのように振る舞うことも多く、早く忘れて頑張るように励ますこともあります。
一般人1084名への調査では、流産の原因と考えられるものとして「ストレスを感じる出来事」(76%)、「重い物を持った」(64%)などがあり、41%の女性が、「自分が何か悪いことをしたから」と思っていることが分かりました。
また、流産したことを恥ずかしいことと感じ、罪悪感や孤独感を抱えるママさんも多く、流産死はスティグマ(負の烙印)として捉えられており、適切な情報提供や啓発を行い、不育症カップルが精神的に追い込まれないようにする必要があると考えられています。

■不育症女性への精神的支援の時期
不育症女性に対する精神的支援として、流死産時に悲しみを増幅させず回復を早める支援や、不育症外来の受診時に不安や抑うつを軽減する支援、無事に出産した後の子供への不安に対する支援など様々な支援があります。
ですが、不育症女性の社会的支援への満足度は低く、既住流産の原因への固執が持続していたことが報告されており、様々な時期に合わせて精神的支援を行うことで、妊娠継続率を上昇できる可能性があると考えられています。

■妊娠時のTLC/支持療法
妊娠中のTLC/支持療法は、精神安定のみでなく妊娠継続にも有効であるといわれています。
原因不明の習慣流産の妊婦へのTLCと毎週の健診を行うことで、37名中32名が妊娠を継続し、通常の健診のみを受けた対照群の33.3%と比較して、成功率は高率であったといわれており、習慣流産女性への対応ガイドラインでは、「TLCに関しては、妊娠継続への有効性が証明されていなくても行うべきである」とされています。

いかがでしたか?流産を繰り返してしまう不育症の治療は、医学的な治療だけでなく、精神面での治療も行うことが妊娠継続には重要なんですね。
流産は悲しい出来事ですが、決して恥ずかしいことではありません。
もし、流産したことを自分の責任と感じたり、精神的に苦しい状態が続いている場合は、一度精神面での支援も受けてみるといいかもしれません。