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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

妊娠中の薬物療法!妊娠中は漢方薬を使用してもいいの!?

「妊娠中の薬物療法!妊娠中は漢方薬を使用してもいいの!?」

漢方薬というと、病気の治療に用いるというよりは健康や美容が目的で使用されるイメージがありませんか?
中には、慢性疾患の症状緩和だったり、通常の薬剤と一緒に使用されている女性もいらっしゃると思います。
副作用も少ないので安心して服用できる漢方薬ですが、妊娠中も服用していいのでしょうか?
そこで今回は、妊娠中の漢方薬の使用についてお話します!

漢方薬の妊娠中の効果
漢方薬は2000年以上の歴史があり、膨大な使用経験の中で催奇形性などの報告はありません。
これは、漢方薬が古くから妊娠に関して、安胎薬、禁忌薬、慎用薬に分けられ、禁忌薬・慎用薬の成分を含む薬剤の投与には十分な注意が払われてきたからです。そのため疫学調査で有害作用との関連性が否定されたわけではありません。
金匱要略」の妊娠病篇には、「婦人妊娠常に、当帰散を服するに宜し之を主る」「妊娠胎を養うは、白朮散之を主る」とあり、古来より当帰散は妊娠初期の胎児の発育を助ける安胎薬として、白朮散は流産を予防する安胎薬として用いられていました。

■慎重に投与すべき漢方薬
一方で漢方薬には、妊娠中の投与は慎重にすべきものがあります。
漢方医学では、過度の発汗、多尿になるほどの飲水、下痢を「妊娠の三禁」といい、禁忌生薬には巴豆(ハズ)、大戟(タイゲキ)、甘遂(カンツイ)、牛黄(ゴオウ)、莪朮(ガジュツ)などがあります。
これらの構成生薬を含む漢方薬は、医療用エキス製剤としては一切製造されていないので、エキス製剤のみ使用していれば安全だといえます。

■慎用薬として扱われる生薬
慎用薬として扱われる生薬には、紅花(コウカ)、枳実(キジツ)、大黄(ダイオウ)、乾姜(カンキョウ)、厚朴(コウボク)などその他にも多数あり、これらの生薬は医療用漢方エキス製剤にも含有されているので注意が必要です。
また、慎用生薬を含む漢方製剤は、妊娠可能年齢の女性の諸疾患に用いられることがあるので、妊娠前に常用している可能性がありますが、妊娠成立が判明した時点で中止すれば問題ありません。

いかがでしたか?妊娠中の漢方薬の使用が赤ちゃんに影響を及ぼすことはほとんどないといわれています。
それどころか、妊娠中の諸症状に合った安全な生薬を含む漢方を、必要期間服用することはママにも赤ちゃんにも有益なんですね。
しかし中には注意が必要な成分の含まれた漢方薬もあるので、使用する際にはまずお医者さんに相談してからにしましょう!