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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

知っておきたい妊娠中の感染症の知識!産後の麻疹・風疹ワクチン接種とその意義」

「知っておきたい妊娠中の感染症の知識!産後の麻疹・風疹ワクチン接種とその意義」

妊娠中や、これから妊娠を考えているママさんが注意しなければいけないのが、麻疹や風疹などのウイルス感染です。
麻疹や風疹は、感染力も高く感染してしまうと合併症を引き起こしたり、最悪の場合母児ともに命に関わる危険性もある、恐ろしい病気なんです。
そのため、産後には次回の妊娠中の母児感染に備えるためにも、麻疹や風疹の抗体検査が行われますよね。
実は私も、産後に麻疹・風疹の抗体検査をしたとき風疹の抗体が低いことが初めてわかりました。意外と病名は知っていても、自分の抗体が低いのか高いのかなんて、何かの機会に調べてみない限り分からないですよね…。
ですが、麻疹や風疹の抗体検査やワクチン接種はきちんと受けておかないと万一感染したときに大変です。
そこで今回は、麻疹・風疹のワクチン接種とその意義についてご紹介します!

■産後の麻疹・風疹ワクチン接種
産後の麻疹・風疹ワクチンの接種は、次回の妊娠中の母子感染に備える目的と、育児中に母親が子供たちからウイルスに罹患する危険を防ぐ目的の二つがあります。
周産期管理において、麻疹・風疹感染は、母児の重篤な転帰につながる可能性があるため、抗体陰性者に関しては感染隔離指導や出産後のワクチン接種の推奨が可能となるため、妊娠中の抗体検査を積極的に行うメリットがあります。
また、幼児期のみのワクチン接種では、十分な抗体を有していない成人も多く、妊娠中に抗体価を測定し、感染防御に対して十分な抗体価を有していない人にワクチン接種をしていくことは、麻疹・風疹排除に向けての有効な一手であるといわれています。

■麻疹・風疹抗体の保有率
ある周産期センターで、麻疹・風疹抗体を測定し感染のリスク評価が行われました。その結果、麻疹抗体4倍以下で26.1%、風疹抗体16倍以下で16.1%とどちらも高率で、無視できない頻度で抗体陰性者、抗体低値者がみられ産後ワクチン接種すべき対象が多く存在することが確認されました。

■麻疹・風疹ワクチン接種の意義
麻疹・風疹などのウイルス性疾患に感染した場合、母体の合併症だけでなく、赤ちゃんに種々の頻度で臨床症状を呈する可能性があります。
そのため、妊娠前の予防接種歴・罹患歴の把握が重要となるのですが、幼児期の事柄のためその記憶は不正確であり、予防接種歴・罹患歴を証明する手段も限られています。
また、妊娠初期のウイルス抗体価の測定には感染予防により重篤な母児の合併症の減少をはかることと、ウイルス抗体未保有あるいは感染の可能性のある低抗体価妊婦では、産後早期にワクチンを接種することで、育児中に子供からウイルスに罹患する危険性を防ぐ目的と、次回の妊娠に備えるという2点において意義があります。

いかがでしたか?麻疹・風疹の予防接種は、幼児期に接種しているため、予防接種を受けた記憶が不確かだったり十分な抗体がない場合があるんですね。
麻疹・風疹は、感染すると母子ともに合併症を引き起こす可能性もあるので、記憶が不確かな場合や、一度受けた記憶がある場合でも、妊娠する前にきちんと抗体測定検査を受けるようにしましょう!