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胎児心拍数モニタリングって!?胎児心拍数モニタリングの定義と基礎知識!

「胎児心拍数モニタリングって!?胎児心拍数モニタリングの定義と基礎知識!」

妊娠後期に行われる検査の一つに、胎児心拍数モニタリングという検査があることをご存知でしょうか?
この検査は、赤ちゃんの心拍の状況とママのお腹のハリや陣痛の状況を見るための検査なのですが、ほとんどのママさん達はこの胎児心拍数モニタリングの定義や用語など、専門的な知識をあまり知らないのではないでしょうか?
そこで今回は、ちょっと視点を変えて、胎児心拍数モニタリングの定義や用語など専門的な部分にフォーカスしてお話ししたいと思います!

■胎児心拍数モニタリングとは!?
胎児心拍数を連続的に監視、記録する胎児心拍数モニタリングは、1950年代にアメリカで開発されました。
トラウベ聴診器やドップラー法と呼ばれる間歇的な心拍数聴取が一般的であった当時においては、連続的な胎児心拍数監視と記録を容易に行うことができる胎児心拍数モニタリングの開発は画期的でした。
その後、胎児心拍数波形の臨床的意義について検討が行われ、多くの経験症例から、様々な心拍数パターンに対する定義が定められました。

■用語と定義
胎児心拍数モニタリングの記録速度は1分間に3㎝とし、波形の判読は心拍数基線、基線細変動、一過性変動の3項目について行うのですが、ここでは、妊娠中または分娩時のモニタリングで用いられる、用語と定義についてご紹介します!

・心拍数基線
心拍数基線は、胎児心拍数モニタリング波形の10分間の区画におけるおよその平均胎児心拍数であり、基線を判定する場合は、10分の区画内で少なくとも2分以上安定した心拍数が続いている部分でなければならず、適切な部分がなければその区画の基線は不確定となります。

・心拍数基線細変動
心拍数基線細変動は、1分間に2サイクル以上の心拍数基線の変動であり、振幅・周波数とも規則性がないものをいいます。
基線細変動は、正常であれば98%の症例において胎児アシドーシス症例は認められず、減少・消失の場合には胎児アシドーシス症例が増加することから、胎児Well-Beingを判定するうえで最重要項目となります。

・サイナソイダルパターン
特殊な波形パターンとして、サイナソイダルパターンというものがあります。
これは、胎児貧血の際に認められる波形で、「心拍数曲線が規則的でなめらかなサイン曲線を示すものをいいます。一過性徐脈を伴うことがありますが、一過性頻脈は伴いません。

これら以外にも、一過性徐脈や一過性頻脈などの一過性変動などもあり、心拍数低下の程度と持続時間で規定される重症度が増すにしたがって、胎児アシドーシスのリスクも増加します。

今回は、少し専門的な内容をご紹介しましたがいかがでしたか?
胎児心拍数モニタリングは、赤ちゃんの健康状態を把握するために欠かせない検査方法です。ご紹介した知識を少しでも頭に入れておくだけでも、検査の際の安心材料になるかもしれませんね。