妊娠した時の読み物

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授乳期間中の薬剤の使用って大丈夫!?

「授乳期間中の薬剤の使用って大丈夫!?」

妊娠し、待望の赤ちゃんを授かるとママの体には様々な変化が起こったり、食事や生活面など妊娠前とは違い、今まで以上に気を付けなければいけないことが多くなりますよね。
薬剤もその一つで、妊娠すると服用できない薬が増えてきます。
ですが、妊娠以前より何かしらの慢性疾患を抱えているママさんは、妊娠を機に薬の中断や減薬などをお医者さんに勧められたのではないでしょうか?
妊娠中の薬剤の使用は、薬によっては赤ちゃんの発育に悪い影響を与える可能性もあるので注意が必要なんです。
では、授乳期間中はどうでしょうか?
今回は、授乳期間中の薬の使用についてお話します!

■授乳期間中の薬の使用
母乳は乳児にとって、良質な栄養源であるのはもちろんのこと、赤ちゃんの感染症予防、認知機能向上や母親の子宮復古促進、母児双方の絆を強める作用など多くの利点があるといわれており、厚生労働省の調査では、9割を超えるママさんが母乳育児を希望しており、関心の大きさがうかがえます。
しかし、母乳育児を続けるために、必要な服薬を控えることは母体疾患の症状悪化につながるため、避けなければいけないといわれています。
ですが、服薬しながら授乳を行うことができる薬剤もあるため、赤ちゃんへの影響などを医師と相談しながら、服薬と授乳の両立をしていくことが大切です。

■代表的な薬剤の授乳中の影響

・市販薬(風邪薬、胃薬)
市販薬は、通常量を短期間使用する場合は母乳中に分泌されても、乳児への影響はほとんどないといわれています。
風邪薬の成分の解熱鎮痛剤では、アセトアミノフェンは使用経験が長く、乳汁中への移行量も少なく、母乳を介して赤ちゃんに有害現象が起こらなかったとの報告もあるため選択しやすい薬です。
また、胃腸薬ではスクラルファーとなど非吸収性の薬剤が安全に使用できるといわれています。

・外用薬
点眼、点鼻などの外用薬は、全身循環への吸収が少ないため通常の用法・用量であれば授乳中の使用に問題はないといわれています。

・抗インフルエンザ薬、インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンなどは、不活化ワクチンであり体内でのウイルス増殖はなく、母乳を介して赤ちゃんに影響を与えることもないため、授乳中の接種に問題はないといわれています。

いかがでしたか?授乳中のママへの薬物療法は、服薬と授乳を両立できる薬剤も多いため、母親の治療の必要性と有害作用、母乳育児のメリットと乳児への影響などの情報をしっかり提示して、妥当な判断ができるように支援していくことが大切だといわれています。
慢性疾患などを持っているママさんでも、やはり母乳で赤ちゃんを育てたいと思うものですよね。「私は薬を服用しているから…。」とあきらめる前に、まずはお医者さんに相談してみましょう!