妊娠した時の読み物

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不育症の治療!免疫グロブリン療法と使用上の注意点

「不育症の治療!免疫グロブリン療法と使用上の注意点」

流産や不育症などを繰り返し、なかなか子宝に恵まれない習慣流産。
不妊治療は、体力や精神面、金銭面でも辛い思いをしなければいけませんよね。
度重なる治療の副作用で、太ってしまったりむくみやすくなったり、女性にとっては子供がほしいといえども苦しいものです。
そんな流産や不育症を繰り返してしまう習慣流産の治療法に、免疫グロブリン療法というものがあります。この免疫グロブリン療法は、4回以上の流産歴を持つ難治性習慣流産に効果的だといわれています。
今回は、そんな難治性習慣流産に有効な免疫グロブリン療法と使用上の注意点についてご紹介します!

■習慣流産に対する免疫グロブリン療法
1994年~2015年の間に、欧米から原因・リスク因子が不明の習慣流産に対する免疫グロブリン療法の二重盲検試験が9研究報告されました。
しかし、統計学的に有効性を示したのは1995年に行われた研究のみで、その後続発性習慣流産に対する免疫グロブリン療法の有効性を報告したのですが、2011年には逆にその有効性を否定し、続発性習慣流産を対象とした最近の二重盲検試験においても、免疫グロブリン療法の有効性は確認できていません。

■難治性習慣流産に対する妊娠初期大量免疫グロブリン療法
一方で、妊娠初期大量免疫グロブリン療法は、世界で初めて日本で実施された治療法で、インクタント型lg20gを5日間連続して投与します。
この治療法は、4回以上の自然流産歴を持つ、難治性習慣流産に対して有用であるという報告があがっているのですが、この治療法を行う場合には、自費診療となり、倫理委員会などの承認と患者同意が必要で、lgA欠損やlgに対するアレルギーがないことをあらかじめ確認しておかなければいけません。

いかがでしたか?できることなら流産はしたくないですが、体質によって赤ちゃんが育ちにくい、不育症の方もいらっしゃると思います。
ですが、現在では医療の発展のおかげでなかなか子宝に恵まれないママさんにも、希望が持てるようになりました。
何にしても治療というものは辛いものです。何度も流産を繰り返し心身共に疲れてしまい、あきらめそうになるかもしれません。
ですが、免疫グロブリン療法のように難治性習慣流産に有効な治療法もあるので、一度試してみるのもいいかもしれませんね。