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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

知っておくべき知識!ノンストレステスト(NST)による胎児Well-Being評価って!?

「知っておくべき知識!ノンストレステストNST)による胎児Well-Being評価って!?」

妊娠後期に入ると、お腹の赤ちゃんの心拍数や子宮収縮の状態など、お産に耐えられる状態かどうかを判断するために、ノンストレステストNST)と呼ばれる検査が行われます。
ママのお腹に赤ちゃんの心拍を確認するセンサーと、ママのお腹のハリを確認するセンサーを取り付けるのですが、妊娠・出産を終えたすべてのママさんが妊婦健診などで装着した経験があると思います。
実は私も切迫早産で入院したとき、お腹のハリを観察するため、1日中装着していました。この装置、赤ちゃんの心音がドクンドクン聞こえてくるので、はじめは感動したものです。
そんなノンストレステストNST)ですが、NSTの検査を行うことによって、どのようなことが分かるのでしょうか?
今回は、ノンストレステストNST)による胎児Well-Being評価についてご紹介します!

■胎児Well-Being評価
胎児Well-Being評価の基本は、胎児の状態が良好であることを確認するためにあります。
胎児心拍数モニタリングにおいて、「正常心拍数基線」「心拍数基線細変動正常」「一過性頻脈の存在」「一過性徐脈がない」のすべてが合致した場合に、胎児の酸素化は正常であり、胎児状態は良好であると判断できます・

NSTと一過性頻脈
一過性頻脈とは、心拍数が開始からピークまでが30秒未満の急速な増加で、頂点までが15bpm以上、元に戻るまでの持続が15秒以上2分未満のものと定義されています。
通常20分間の観察期間中に2回以上の一過性頻脈を認めた場合reactiveと呼び、存在しないときはnon-reactiveと呼びます。
つまり、20分間に2回以上の一過性頻脈が認められる場合は、赤ちゃんは元気な証拠であり、逆に20分間に2回未満の場合は注意が必要となります。
また、ノンストレステストNST)のストレスとは、子宮収縮のことで、子宮収縮は胎児に対する低酸素ストレスであるといわれており、NSTでは、子宮収縮を認めない状態で一過性頻脈の存在を証明することが重要となります。

■母体や胎児状態による一過性頻脈の違い
妊娠高血圧症候群や切迫早産の治療に用いられる硫酸マグネシウムは、胎盤を通過するため母体投与により胎児へと移行し、呼吸様運動や一過性頻脈は減少し胎児評価も下がります。
また、母体に妊娠糖尿病が合併していたり、ステロイドの投与によっても一過性頻脈が減少することも報告されており、ノンストレステストNST)の実施時には、母体や胎児状態を十分に考慮に入れて、判断することが重要だといわれています。

いかがでしたか?妊娠後期に行われるノンストレステストNST)は、赤ちゃんが元気な状態かどうかを確認するための大切な検査だったんですね。
妊娠後期に入ると妊婦健診で必ず行われる検査なので、忘れずに受けるようにしましょう!