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乳幼児のワクチン接種や妊娠中の麻疹・風疹予防の重要性

「乳幼児のワクチン接種や妊娠中の麻疹・風疹予防の重要性」

赤ちゃんが産まれると、恒例の行事でもあるのが予防接種ですよね!
赤ちゃんを様々な感染症から守るために、多くのワクチンを接種しなければいけません。
また、それぞれ種類ごとに接種する時期なども違うため、ママは予防接種に大忙しになります。
そんな予防接種ですが、現代では乳幼児早期から接種開始が必要なワクチンも増え、妊産婦のワクチン接種に対する意識も高まってきました。
そこで、今回は保護者の予防接種に対する意識や、ワクチン接種の重要性について学んでいきましょう!

■乳幼児早期のワクチン接種の重要性とワクチンスケジュールの立て方
多くの病院や産院では、乳幼児の予防接種のスケジュール表を提供しており、接種時期の早いものから順番に載せてあります。
B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、三種混合の順番になっているのもそのためなのですが、これらのワクチンをなぜ早く接種開始しなければいけないかについては、それぞれに理由があります。

B型肝炎
B型肝炎は、日本では妊婦がウイルスキャリアの場合には保険適応でワクチン接種が可能です。
しかし、多くの国ではすべての子供が接種対象となっており、日本でも母親からの垂直感染は減ってきましたが、一部の子供にはワクチンの接種後も効果が出ない、あるいは家族などからの感染によりHBウイルス陽性となっています。
B型肝炎ウイルスは、低年齢で感染すると慢性化しやすいという特徴があり、その結果若年で肝臓ガンを発症するリスクも高くなってしまいます。
それを防ぐためには、乳幼児早期にすべての子供への接種が重要なのです。

・ヒブ、肺炎球菌
髄膜炎を予防する2種類のワクチンですが、ヒブと肺炎球菌による髄膜炎や重症疾患の発症者は、生後6ヵ月をすぎると急増し、さらに集団生活をはじめると急速にこれらの菌の保菌者となることもわかっており、生後6ヵ月までに基礎免疫を獲得してもらうためには、早期の接種開始が必須です。

・三種混合ワクチン
三種混合ワクチンは、生後3ヵ月から開始できますが、成人の百日咳患者が増えてきた影響で、乳児の患者増加が懸念されており乳児期の患者は重症化リスクも高いので、これも早い時期の接種が望まれます。

■麻疹・風疹
麻疹・風疹のワクチンを1度しか接種していない成人は、次の流行時のハイリスク群となり、ちょうど母親になる年齢の人たちが一番かかりやすいと予想されます。
麻疹と風疹はどちらも感染力が強く、ワクチン未接種の乳児にも感染が拡がると考えられます。そのため、妊娠判明時の抗体検査で風疹だけでなく、麻疹の抗体チェックも必要だと考えられています。

■保護者の予防接種に対する意識
2009年ヒブワクチンの接種開始3ヵ月時に、VPDの会という任意団体で、早々にお子さんにヒブワクチンを接種された保護者を対象に、ワクチンについての意識調査をしたところ、子供の予防接種について初めて意識した時期は、妊娠中からと答えた方が23.4%、産院入院中が11%と両方を合わせると、回答者のほぼ4分の1の人が出産までに意識していたということがわかりました。
また、その後早期の接種を必要とするワクチンが増えたこともあり、さらに意識が高まっていることから、この割合は上がっている予想されます。

いかがでしたか?予防接種のスケジュール表には、その順番通りに受けないといけない理由があったんですね!
予防接種は、赤ちゃんの感染症を防いだり、大人になってから重症化しないための大切なワクチンです。
ハードなスケジュールでママは大変だと思いますが、もらさず受けるようにしましょう!