妊娠した時の読み物

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お腹の赤ちゃんの健康状態を知るための胎児評価法!BPSって!?

「お腹の赤ちゃんの健康状態を知るための胎児評価法!BPSって!?」

妊娠すると出産までの経過を観察するために妊婦健診が始まります。
妊婦健診では、赤ちゃんやママの健康状態や発育状態などをチェックするのですが、妊婦健診でチェックする項目の中にBPSという、胎児Well-Being評価法というものがあることをご存知でしょうか?
通常の妊婦健診において経過が良好な場合は、胎児Well-Being評価を詳細に行う必要はないと考えられているのですが、特に胎児発育不全や妊娠高血圧症候群などの、慢性的な胎児胎盤機能不全がある場合には、胎児Well-Being評価が重要だといわれているんです。
そんな胎児Well-Being評価の中でもBPSという方法が中心的な役割を果たすそうなのですが、普段聞きなれない言葉なので、BPSについて知らないママさんがほとんどではないでしょうか?
そこで今回は、胎児Well-Being評価の中のBPSについてお話します!

BPSって!?
BPSは、1987年に提唱された胎児Well-Being評価の方法であり、特に胎児発育不全や妊娠高血圧症候群など、慢性的な胎児胎盤機能不全症例における胎児Well-Being評価に用いられます。
BPSの評価法は、呼吸様運動、胎動、胎児筋緊張、ノンストレステスト、羊水量の5項目からなり、各項目に関してスコアをつけその合計得点で、その後の管理方針を判断します。

BPSの評価
BPSは各項目に関してスコアをつけるのですが、どのような基準でスコアをつけ評価していくのでしょうか?
ここでは、各項目ごとの評価法をご紹介します!

・胎児呼吸様運動
30分間の観察中に、30秒以上持続する呼吸様運動を1回以上認める場合を正常とします。

・大きい胎動
30分間の観察中に、3回以上の軀幹/四肢の運動を認める場合を正常と評価するのですが、連続するものは1回とみなし、30分間に軀幹/四肢の運動が2回の場合には異常と評価されます。

・胎児筋緊張
30分間の観察中に少なくとも1回は軀幹あるいは四肢が屈位から伸展し、すぐに再び屈位になる運動が認められるか、手掌の開閉運動が少なくとも1回あるものを正常と評価します。

・胎児心拍数モニタリング
20分間の胎児心拍数モニタリングで、母体が自覚する胎動に伴う一過性頻脈が2回以上あるものを正常とし、胎動と一過性頻脈に関連性がない場合や、不十分な一過性頻脈の場合には異常と評価されます。

・羊水量
垂直断画像で2cm以上の羊水ポケットが認められる場合を正常とし、2cm未満の場合は異常と評価されます。

いかがでしたか?BPSは、赤ちゃんを傷つけることなく胎児Well-Being評価ができ、かつその診断精度も高いといわれています。
ただし、破水したり陣痛が既にはじまっている場合には正確な評価ができない場合もあります。
しかし、現代では医療の発展によって赤ちゃんの病気や障害を早期に発見できるようになりました。そのおかげで、もしかしたら守れなかったはずの命を救うことができているのかもしれませんね。