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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

妊娠中の薬剤って大丈夫!?妊娠中の抗うつ薬と心奇形リスク

「妊娠中の薬剤って大丈夫!?妊娠中の抗うつ薬と心奇形リスク」

妊娠中はお腹の赤ちゃんのために、薬剤などの使用を制限されますよね。
カゼひとつひいても、薬が飲めないのでママは辛い思いをしなくてはいけません。
中でも、精神疾患などに使われる抗うつ薬は、赤ちゃんの心奇形リスクを高めるといわれるので服用していたとしても、お医者さんから減薬を勧められる場合が多いと思います。
今まで服用していた薬を急に止めたり、減らしたりするのは不安だと思いますが、赤ちゃんの発育に影響してしまうとなるとそうも言ってられませんよね…。
そこで、今回は妊娠中の抗うつ薬の使用と心奇形リスクについてお話します!

■妊娠初期の抗うつ薬使用による心奇形リスク
アメリカでは、妊娠中に抗うつ薬抗うつ薬の一種であるSSRIsを服用した女性は、服用しなかった女性に比べて先天性心奇形リスクが増加するかどうかを調べるために、妊娠前3ヵ月から分娩後1ヵ月まで約94万人の女性を対象に研究を行いました。
その中で、妊娠初期に抗うつ薬を使用していたのは6.8%で、使用していた抗うつ薬SSRI(パロキセチンセルトラリンフルオキセチン)や三環系抗うつ薬暴露といったもので、解析の結果、パロキセチン使用と右心室流失路狭窄、セルトラリン使用と心室中隔子宮欠損などに関連はなかったと報告しています。
また、用量反応性も見られなかったことから、妊娠前期の抗うつ薬による心奇形の著しい増加はなかったと報告しています。

抗うつ薬と先天性心奇形の関連
うつ病のある患者さんは、喫煙や飲酒、不正薬物使用、肥満や糖尿病などの慢性疾患が、うつ病でない患者さんと比較しより多くみられることから、先天性心疾患の危険因子の可能性があります。
また、米国食品医薬品局はパロキセチンの使用が、先天性心奇形を増加させる可能性があると声明しているのですが、アメリカで行われた今回の研究では、特定の抗うつ薬使用に関連する心奇形のリスクの増加はなかったと報告しています。
ただし、今回の研究では、研究対象が生児のみだったため自然流産や妊娠中絶となった高度心奇形が見逃されている可能性があるため、いずれにせよ妊娠中の抗うつ薬の使用には注意が必要です。

いかがでしたか?妊娠中の抗うつ薬の使用は、赤ちゃんの心奇形リスクを高める可能性があるので注意が必要ですね。
しかし、様々な研究が行われている中、妊娠初期の抗うつ薬の使用では心奇形リスクの増加はなかったとする報告もあがっています。
タバコやお酒もそうですが、服用していたとしても赤ちゃんには何の問題もなく、元気に産まれたよ!というママさんも確かにいらっしゃいます。
ですが、たとえ1%でも赤ちゃんに対するリスクがあるのであれば、抗うつ薬などの危険要因になるものは、避けておいたほうが安全ですね。