妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

妊娠中の気になる病気!妊娠中の気管支喘息

妊娠するとあれこれ気になるのが、風邪や喘息などの病気ですよね…。

ママの体は、妊娠に伴う様々な変化で体に不調を来たしたり、抵抗力や免疫力が落ちてしまっています。
それに加え妊娠中は服用してはいけない薬も多いので、ママの体調管理はいつも以上に気をつけなければいけません。
中でも気管支喘息は、世界的にも発症率が高く、妊娠に合併する最も頻度の高い慢性疾患の一つといわれているんです!
実はこの気管支喘息、妊娠中に発症してしまうと、早産や周産期死亡などの様々な合併症の発症リスクにつながってしまうので、そうならないためにも、しっかりと妊娠中の気管支喘息の原因や、自分でできる管理法などを学んでいきましょう!

■妊娠中の気管支喘息の原因や影響
妊娠中は、子宮の増大により横隔膜が挙上し、呼吸困難症状を自覚しやすくなります。また、妊婦の3.7~8.4%が喘息を発症しており、妊娠前に治療を受けていても、妊娠中にはその薬剤を使用していたのは半数のみであったとの報告もあり、妊娠中の治療が不十分となることが様々な合併症の発症リスクにつながっています。
さらに、気管支喘息発作によりママが低酸素血症となることで、赤ちゃんの低酸素血症を誘発したり、低炭酸ガス症となり、子宮動脈が収縮し赤ちゃんの血流低下につながってしまいます。

■発作が起こりやすい時期や原因
妊娠中の喘息発作の大きな原因は、ウイルス感染と患者さん本人の治療に対する継続意思の低下にあります。
治療法としては、日常的に吸入ステロイドを継続することで悪化を防ぐのですが、妊娠17~24週の期間に治療の中断や、治療薬の減量を行ったことによる喘息発作の悪化が報告されています。
また、環境要因として喫煙も気管支喘息の合併や悪化を引き起こすので、注意が必要です。

■妊娠中の気管支喘息への管理が大切
万一、気管支喘息を発症してしまった場合や、元々気管支喘息を患っているママさんも、まずは悪化させないことが大切です。
特にママや赤ちゃんが低酸素状態になるのを防ぐために、咳や呼吸困難などの症状や初期兆候をしっかり認識できるようにしましょう!
また、産婦人科としっかり連携をとり、妊娠早期から治療介入を行うことや禁煙指導、気管支喘息の病態や治療法などをママ自身が、真剣に考えていくことが大切です。

いかがでしたか?妊娠中の気管支喘息は、甘く考えてはいけません。
万一悪化してしまった場合、赤ちゃんの血流低下などで命に関わることもあります。気管支喘息だけでなく、妊娠中の病気についてしっかりと学んで、防げる病気は防いでいきましょう!