妊娠した時の読み物

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命の誕生はまさに奇跡!妊娠中のママの免疫細胞のメカニズム

命の誕生はまさに奇跡!妊娠中のママの免疫細胞のメカニズム

妊娠して赤ちゃんを授かると、「どんな顔で産まれてくるのだろう?」とか「パパ似かな?」「ママ似かな?」などと遺伝的な面でも気になってワクワクしますよね!
赤ちゃんは、ママやパパの遺伝子や免疫機能をもらって産まれてきます。
特に血液型などは、組み合わせも決まっておりパパかママの血液型を受け継ぎますよね。
ですが、白血球の血液型ともいわれるHLAがママと一致する確率は非常に少なく、ほとんどの妊娠は「胎児という非自己の移植である」という免疫学的側面もあるんです。
今回は、そんな妊娠におけるママの免疫細胞のメカニズムについてご紹介します!

Th1/Th2/Th17細胞

人間の体の中には数え切れないほどの細胞が存在します。
免疫応答においては、その量だけでなく質が疾患感受性を支配しているといわれています。
例えば、Th1と呼ばれる細胞はIV型アレルギーを中心とした細胞性免疫に、またTh2細胞はI型アレルギー応答に、Th17細胞は真菌に対する防御や自己免疫性炎症において重要な役割を担っており、それぞれに役割があります。

 

妊娠中のママの免疫細胞

妊娠中期から後期にかけて、エストロゲンプロゲステロンなどのホルモンが大量に分泌されるのですが、これらのホルモンがママのTh1細胞が赤ちゃんを攻撃しないように、アレルギー応答機能を持つTh2細胞に傾けられていると考えられています。
また、HLA-Gと呼ばれる細胞は、胎盤の赤ちゃん側に発現しており、他の細胞からの攻撃を回避するために、妊娠における免疫細胞の中でも重要な役割を果たしています。
他にも妊娠後期に入ると、気道過敏性が低下しはじめるのですが、妊娠中に免疫応答がTh2側に傾くことで、妊娠中の気管支喘息の状態は、軽快・不変・悪化と1/3ずつのバランスになるといわれています。
そのため、妊娠中の様々なアレルギー性疾患を理解する上では、このような免疫応答の質的側面や要因にも注意しなければなりません。

 

最後に

いかがでしたか?人間の体の中では、様々な細胞が外からの攻撃から身を守ってくれていたんですね!
また、妊娠中はママの免疫細胞が赤ちゃんを攻撃しないように、たくさんの細胞が働いていたんです。
妊娠や出産は、私たちの頭の中では想像できないほどのたくさんの細胞が、細胞を守り、それぞれに役割を果たしながら十月十日という時間をかけて命を生み出す、まさに「新たな命の誕生」という奇跡なんですね。