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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

妊娠中の生活が赤ちゃんのアレルギーに及ぼす影響

アレルギー体質とはどんな体質?

 人間の体には、もともと細菌やウイルスなどの害のある異物が侵入してきたらやっつけようとする免疫システムがあります。そのシステムとは、異物(抗原)が体に入ってくると体はそれと闘う免疫グロブリン(抗体)をつくり、次に同じ抗体が入ってきたときには抗体がそれをやっつけるというしくみです。それに対し、食品など本来体に害のないものを抗原として認識して抗体(IgEという種類の免疫グロブリン)ができ、次にその抗原が入ってきたときに過剰に反応して自分の体を刺激し、不快な症状を起こしてしまうのがアレルギー反応です。アレルギー体質とは、このIgEという免疫グロブリンをつくってしまいやすい体質といえるでしょう。

アレルギー体質は親から遺伝する?

 確かにパパかママがアレルギー体質だと、赤ちゃんはその体質を受け継ぐことが多くあります。しかし、アレルギー体質であることと、アレルギー性の病気にかかることは別のこと。病気の発症には、その子自身の肌や呼吸器が過敏かどうかという体質や、環境が大きくかかわっています。生まれてきた赤ちゃんにパパやママができることは、住環境などに気を付け、自己判断ではなく医師の指示のもと食事内容に注意すること。発症を抑えたり、発症の年齢を遅らせたりすることができます。
妊娠中に卵や牛乳をとらなければ赤ちゃんのアレルギーを防げる?
そのようなデータを発表されているのは本当です。ただ、妊娠8ヶ月まで卵を除去、妊娠初期から生後7ヶ月ごろまで卵と牛乳を除去など、説はいろいろあり、定説はありません。とはいえ、赤ちゃんにとって卵や牛乳がアレルギーを起こしやすい食品であるのは事実。パパかママがアレルギー体質で、赤ちゃんに遺伝する可能性が高い場合には、ママが妊娠中と授乳中はとるのをやめてみてもいいでしょう。
 しかし、どちらも栄養的にはタンパク質やカルシウムをとるために欠かせないといってもいいほど栄養価の高い食品。別の食品でしっかり補わなければいけないので、主治医と相談し、栄養上の指導を受けながらにしなければいけません。また、遺伝学的な心配がなければ、卵と牛乳をとらないことのデメリットのほうが勝ると考えられています。

日光を浴びればアレルギーを防げる?

ビタミンDは、食べ物から摂取することも出来ますが、ほとんどが日光を浴びることによって体内で生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨密度や成長に影響することが知られています。最近では、母体のビタミンDの低下が赤ちゃんの気管支喘息のリスクを高めるという研究結果も発表されており、積極的に日光浴をすることをおすすめします。また、ママの肥満が赤ちゃんの気管支喘息のリスクを高めることも分かっており、このことからも、日常的に散歩を行い、光を浴びて健康的な生活をおくることが赤ちゃんのアレルギーを防ぐ1つの手段とも考えられます。

タバコが赤ちゃんのアレルギーの原因?

 お母さんの喫煙や、周囲の人の喫煙(受動喫煙)は、赤ちゃんの呼吸機能の低下とともに、気管支喘息発症のリスクになると分かっています。それだけなく、妊娠中にタバコの煙が体内に入ると、血管が収縮し切迫早産や未熟児の原因となってしまいます。ママはもちろん、パパや周囲の人にも協力してもらい、タバコのない環境をつくりましょう。

以上「妊娠中の生活が赤ちゃんのアレルギーに及ぼす影響」でした。