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妊娠した時の読み物

妊娠に関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

バセドウ病と妊娠の関係についてしっかりコントロールすれば安全にお産はできます。

バセドウ病と妊娠の関係についてしっかりコントロールすれば安全にお産はできます。

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バセドウ病甲状腺という体のアクセルを調節するものです。しかし、女性に多い病気にも関わらず、妊娠時の検査を契機に発見される方も多い病気の一つです。今回は、妊娠検査でバセドウ病をはじめとした甲状腺の異常を指摘されたママさんに向けて書きたいと思います。

バセドウ病ってなに?

 バセドウ病とは甲状腺の機能が亢進する病気です。甲状腺とはのどの前面にある器官で、代謝を促進するホルモンを分泌しています。バセドウ病の症状としては有名なのは①眼球突出②びまん性甲状腺腫(甲状腺が腫れる)③頻脈の3つの症状が特徴的です。また、それ以外の症状としても、全身症状として倦怠感(体がだるくなる)、体熱感、発汗過多(体が熱くなり、たくさん汗をかく)、体重減少などの症状が出てきたり、食欲亢進や手が震えるなどの様々な症状が現れます。

妊娠への影響は?

 バセドウ病のママさんへの影響としては、流産や早産、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を合併することがあります。一方で赤ちゃんへの影響は赤ちゃんが十分に発育しない胎児発育不全や甲状腺腫(甲状腺が腫れる)、頻脈などがおこることもあります。また、甲状腺腫によって気管・食道が圧迫され、羊水を飲み込めずに、羊水過多から切迫早産となることもあります。

バセドウ病の治療は?

 妊娠前からバセドウ病が分かっているママさんは、甲状腺薬の内服などで甲状腺機能をコントロールしておくことが重要です。きちんとコントロールされているママさんの場合は、妊娠初期にバセドウ病が軽快し、お薬の量が減ったり、中止が可能な場合が多いので、妊娠前からコントロールしておくことが重要です。妊娠してからバセドウ病と診断される場合もありますが、その場合でも抗甲状腺薬の内服によって甲状腺機能をしっかりとコントロールしましょう。お薬を飲み始めたばかりの時は、体の免疫力が低くなってしまうこともあるので、風邪などでも重症化しやすくなります。そのため喉が痛い・熱がある、などの症状が現れたときは、そのままにしておかず、かかりつけの病院に連絡しましょう。

お産への影響は?

 甲状腺機能がきちんとコントロールされていれば特別に注意することはありません。
日常生活で気をつけることは?
 何よりも、妊婦健康診査に必ず通い、きちんとお薬を内服することが大切です。妊婦健診の際に血圧や体重測定を行いますが、心配な場合は自宅でも血圧や体重測定を行い、メモしておくようにしましょう。朝起きたときなど時間を決めると良いでしょう。高血圧(140/90mmhg)や体重減少がおきたときは、必ず病院へ連絡してくださいね。胎動にも注意して、胎動が少なくなったなと感じた時もすぐに病院へ連絡しましょう。

最後に 

 また、感染やストレスはバセドウ病を悪化させる原因となります。手洗い・うがいを行い、ストレスをためないようにしましょう。不安なことや気がかりやことがあれば、かかりつけの病院の医師や助産師に相談し、家族の方と協力して楽しい妊婦ライフをおくりましょう。

以上「バセドウ病と妊娠の関係についてしっかりコントロールすれば安全にお産はできます。」でした。